レンズの種類と特徴

眼内レンズとは?

眼内レンズは吸い出した水晶体の代わりとなる人工水晶体です。
レンズの大きさは直径6mm程度、全長約13mmです。眼内に固定するためにループと呼ばれる支持部がついています。
レンズはやわらかいため小さな切開から折りたたんで眼内に挿入することができます。
眼内レンズを挿入することで良好な視力を得ることができます。

現在ある眼内レンズの種類

単焦点レンズ

通常の単焦点レンズ

乱視補正単焦点レンズ
(トーリックレンズ)

単焦点:ピントが合う距離が1つ

多焦点レンズ

多焦点:ピントが合う距離が複数

眼内レンズによる
見え方の違い

眼内レンズには大きく分けて単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。
眼内レンズは人の水晶体と違い、ピントを調節する機能はありません。

単焦点

ピントが合う距離が1つ

ピントを遠くに合わせた場合

ピントが合う距離が1つなので、患者さんはご自分の生活スタイルに合わせて、手元から遠くまでのどこか1点で、ピントの位置を選ばなければなりません。選んだピント以外の距離にはピントが合わないので、その距離を見るためには眼鏡が必要になります。
この写真では遠くにピントを合わせていますので、手元のガイドブックの文字を眼鏡なしで見ることはできません。老眼鏡が必要になります。

多焦点

ピントが合う距離が複数

ピントが合う距離が複数あるので、眼鏡に依存する頻度をかなり減らすことができます。眼鏡のかけはずしの煩わしさを解消することが可能です。
多焦点眼内レンズは若い頃の見え方のように、眼鏡なしですべての距離にハッキリとピントを合わせられるわけではありません。しかし、おおむねどの距離にもピントを合わせることができます。
ただし、単焦点のピントを合わせた距離の見え方と比較すると、やや見え方の質が低下します。

乱視による
見え方の違い

乱視の影響が少ない

すっきり見える

乱視の影響が多い

トーリックレンズ

未使用

乱視が多いとすっきり
見えることができず、
見える質がよくありません。

トーリックレンズ

使用

すっきり見える

乱視補正単焦点(トーリック)眼内レンズですべての乱視を軽減できるわけではありません。多焦点眼内レンズは保険適応ではありません。また、眼の状態の診断によって眼内レンズの種類が選択できない場合もあります。くわしくは医師、スタッフにおたずねください。